こんにちは、齋藤翼です。
先日、たまたまかつ久しぶりに
ローランドさんのYouTubeを見たら
視聴者さん(?)からの質問に答えるものでした。
その中で
「女性に対するリスペクト」
という話をされていました。
また、ご自身のお店を閉店する際にも
働く従業員の事をリスペクトしている
とおっしゃっていました。
「リスペクトする」
という感覚は実は日常の中で
忘れられているんじゃないかな
と思ったので、今回はそこを考えてみます。
そもそもリスペクトとは・・・
中学校の英語の授業で習った
「respect」
という単語。
「尊敬する」
って意味ですよね。
日本人は普段あまりこの言葉を
使う機会がないのかなって思ったりします。
「まぢリスペクトします」
って言うとなんかチャラいというか、
軽く見られる気がするんですよね。
もしかしたら本当の意味で
「敬意を込める」
という事をしていないのかなって思います。
僕が何度も耳にしたリスペクト
僕は中3くらいからNBAを観始めて、
そこから数年間は毎月を雑誌を買ったりして
インタビュー等、選手の言葉に触れる機会が
けっこうありました。
その中で
「リスペクト」
という言葉が何度も何度も
登場してきました。
当時は何も考える事は
ありませんでしたが、
今、改めて考えてみると
たった一言に彼らのこれまでの
歴史が詰まっていると気付きました。
コロナをキッカケに闇が照らされる時代
コロナウイルス騒動が世界中に駆け巡り、
NBAもシーズンを中断する事態になりました。
その騒ぎに紛れて
「ジョージ・フロイド事件」
が発生します。
黒人であるジョージ・フロイドさんを
偽札を使用したという疑いで
白人警官が彼を拘束し、
膝で首を押さえつけ、死亡させたという事件です。
「8分46秒」
フロイドさんの首に膝が乗っていた時間です。
フロイドさんが本当に偽札を使用したかの
真偽については見つけられませんでしたが、
いずれにせよ、無抵抗の人間に対して
やる事ではない事は明白です。
Black Lives Matter
このように白人の警官が
不当に黒人の命を奪ってきた事は
今回の一件だけではありません。
その度に多くの方が声を上げ、
行動を起こしていました。
それは
「人として敬意を持って接してもらう」
という当たり前の想いから来ています。
だから彼らが口にする
「リスペクト」
という言葉にはとても深い意味が
込められているのです。
日本人にもある
僕達にも
「尊重する」
という言葉があります。
元々、日本人も持っていた感覚だと思います。
でも、
いつの間にか失われてしまっていた。
相手の意思や想いを大切にする事よりも
人の上に立とうとする事の方が
強くなってしまったのです。
膝で押さえつけるような事はなくても
言葉や権力で相手を押さえつける事は
僕達の身近にもある事でしょう。
敬意を払う事で払えるモノ
少し前にネットを中心とする
誹謗中傷について議論されましたね。
僕はそれに対しては
「自分を大切にする、愛する」
という事が大切だと考えていました。
今回、リスペクトという言葉について
改めて考えてみるとその先で
「相手に敬意を払う」
という感覚も大切になってくると思いました。
それがあるかないかで
鼓舞するのか罵倒するのか
といった天地の差が生まれます。
確かに僕も盛り上げようとして
相手を傷つけるような発言をした事が
あります。
その時、僕には相手に対する
敬意がなかったという事です。
敬意を持った上であれば、
相手の自尊心を傷つけるような
言葉は言わないようにブレーキがかかるし
仮に言ってしまったとしても
その場ですぐに謝罪できます。
だから相手に敬意を払って行動する事で
不要な批判や争いを振り払う事ができるのです。
まずは自分から
僕達は皆、例外なく
敬意を払われる事を望みます。
顕在意識では
「自分なんてそんな価値ない」
なんて思っていたとしても、
潜在意識では望んでいます。
自分が敬意を払われる事を望む前に
自分から周りの人に敬意を持って
行動してみましょう。
まずは自分から与えるというスタンスです。
もちろん、
敬意を払う事と言いなりになる事は違います。
敬意を払った上で
違うと思う事にはきちんと違うと
お伝えする必要いはあります。
(伝え方に気を付けて、ですが)
上司が部下に、部下が上司に。
妻が夫に、夫が妻に。
女性が男性に、男性が女性に。
店員さんがお客さんに、
お客さんが店員さんに。
どちらが先にしなければいけないものではなく、
自らの意思で進んでやるものです。
そうやって自分から行動してみる事で
少しずつ何かが変わっていくでしょう。
そして、
そんな自分をリスペクトする日も
やって来るでしょう。
という事で
もし、ついつい身近な人を
傷つけるような言動をとってしまったな
という事があった時は
その方へ改めて敬意を払ってみると
見えて来るものが変わるかもしれません。
このお話が
あなたの今日を、明日を、
そしてこれからやって来る未来を
ほんの少しでも良い方向へ進める
キッカケになる事を祈っています。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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